「初めて部屋を探すのだけど、まず何からはじめたらいいの?」「引越ははじめてじゃないけど、今度こそ自分にぴったりの部屋を見つけたい」そんな時はこの部屋探しマニュアルで部屋探しの手順を再確認契約時の初期費用、賃貸物件の情報収集、下見の際のポイントなど、失敗しない部屋探しをするなら必見です。
部屋を探す上で最も重要な要素の1つに家賃があります。
契約すれば一般的に更新まで2年間は住み続ける(=家賃を払い続ける)わけですから、無理のない予算を予め把握しておく必要があるでしょう。予算は月々の収入に占める割合から算出でき、理想は2.5割、現実には3割が目安です。
なので例えば独身(1人暮らし)で月給(手取り)24万円の場合、3割の7万2000円前後を予算の目安として部屋を探すことになります。共益費・管理費や光熱費など毎月住まいにかかるその他の費用も考慮して、予算の上限はきちんと決めておきましょう。
次に入居の際、最初にかかる初期費用についてです。
初期費用は物件の諸条件によって異なりますが、総額で「家賃の6ヵ月分」をひとつの目安と考えます。
ここでいう「6ヶ月」は、敷金で家賃の2ヵ月分、礼金で家賃の2ヵ月分、手数料で家賃の1ヵ月分、前家賃で1ヵ月分の計「6ヶ月」です。
なので例えば、家賃7万2000円の部屋に引っ越す場合は、
となり、合計43万2000円が初期費用として必要ということになります。
ただし、ここには引越業者に支払う引越代や火災保険などは含まれていませんし、敷金や礼金がゼロ(0ヵ月)の物件もあり、必ずしもこの通りとは限りません。実際は多少の誤差があるということを前提に踏まえておいてください。