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現代人の健康知識
第52回 気管支喘息
“喘ぐ息”と書くように、苦しい発作をともなう喘息。成人の患者の約半数は大人になってから発症しているといいますが、治療の上で大切なのは、生活環境や日々の心がけです。
イラスト
「気管支喘息」関連症状チェックリスト
1 子どもの頃に「小児喘息」と診断された
2 慢性的に咳や痰が出る
3 明け方に息苦しくなって目覚めることがある
4 猫や犬などがいる部屋では咳が止まらなくなる
5 布団を1か月以上干さないのはザラである
6 食事はコンビニ弁当が多い
7 毎日の晩酌は欠かせない
8 煙草を1日1箱以上吸う
9 人間関係や仕事にストレスを感じている
10 咳き込むと風を切るような音が鳴り、
呼吸困難に陥ることがある
要注意
「気管支」が炎症を起こし、気道が狭まる
「気管支喘息」とは、呼吸の際に空気が出入りする「気管支」がアレルギー反応によって炎症を起こすことで気道が狭まり、咳や呼吸困難を引き起こす疾患です。人間の身体には、体内に侵入した異物を識別・排除しようとする免疫機能がありますが、多くの患者さんは特定の“異物”にアレルギー反応を起こしています。 例えば、花粉やハウスダストなどの身体に直接害を与えないものも“異物=アレルゲン”と識別してしまうのです。
「アトピー型」など3タイプに大別 まずは生活環境を清潔にキープ!
 咳などの発作は常に引き起こされる訳ではなく、夜間から朝方にかけて症状が悪化する人が多いのが特徴。体調やストレスなどの影響も受けやすく、症状の度合いは人によって様々です。タイプとしては、アレルゲンへの反応によって発作が引き起こされる「アトピー型」と、自律神経失調症やホルモンバランスの崩れなどの影響による「非アトピー型」、「混合型」に大別されますが、病院での治療にとどまらず、身の回りの生活環境や習慣を改善することでも症状を軽減できるので、日頃の自己管理が大切なのです。  喘息の悪化を防ぎ、予防するための自己管理としては、まず生活環境を清潔に維持することが第一。ダニの繁殖しやすいカーペットや畳は避け、フローリングの部屋を選びましょう。手軽に床を拭けるスタンドタイプのワイパーで毎日こまめに掃除し、布団は最低でも週に1度干しましょう。またアルコールやタバコは症状を悪化させやすいので摂取量には要注意。添加物や着色料などを含んだ食べ物も、控えるよう心がけましょう。寝不足やストレスなども、症状を悪化させる要因となるので要注意です。

コラム ピークフロー日誌のすすめ
 病院では“息を吐き出す強さ(=ピークフロー)”を測定し、気管支の状態を診断します。この値は体調や気候、時間帯などにより変化するので、日々の記録をつけていると発作の誘因の解明や治療に役立ちます。値を測定するピークフローメーターは操作も手軽で、3,000円前後で購入できるので、主治医に相談し、日誌をつけてみるとよいでしょう。


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